いらつら!~イラスト+つらつらと~

はるよしと申します。日々のあれこれや、いろいろ思うことを綴ったりお絵描きしたり。好きなものはかなり雑食ですが、基本マイナー界隈にいます…。ひっそりpixivに生息中(はるよしで検索してね!) 現ヘッダーは金カムの辺見ちゃんです。

読書感想絵文~ぼくのおじさん(北杜夫)~

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去年の十一月に映画化した『ぼくのおじさん』。というか映画の広告見て興味持って、原作見かけて買っちゃって…っていう流れでした。でも映画は観ずじまい…近くで上映しなかったんだよな…ぐすん。DVD化が待ち遠しいです。

なかなか困ったおじさんと、なかなか利発な甥っ子の雪男くんの物語。おじさんをかなりナチュラルにこきおろす雪男くんが小気味良すぎて笑えます。ずっとおじさんの観察日記でも充分面白いんですが、ひょんなことからふたりでハワイに出掛けることに。しかし旅先だろうがやはりおじさんはおじさん、むしろさらに困ったちゃんぶりが暴走するのです。ほとほと呆れ果てる雪男くんですが、紆余曲折あり、いざおじさんと離れてみるとこうも思います。「ぼくにとっては、いくらだらしがなくても、たったひとりのぼくのおじさん」。

映画ではハワイに行く経緯が改変されてるみたいですね。おじさんが惚れたお見合い相手を追っかけるとのことだそうで。原作ではお見合い相手にたじたじでしたが(帰ったあとに元気よく悪口叩くおじさん)。

また、原作だと「老いぼれヒツジと老いぼれブタと老いぼれチンパンジーのあいのこ(by雪男くん)」と散々に形容されるおじさんの容姿ですが、映画だと松田龍平です。…松田龍平が家でごろごろしてたらちょっかい出さずにおれんわ!!!(シャウト)
でもやっぱり、「老いぼれ(略)」でも私的にはそれは変わらないかな。そばにいたらほんとに困ったおじさんだけど、でも気になって仕方ない、そんな存在に感じました。

私が買ったのは新潮社版なんですが、ほかにもいくつかの児童向け作品が収録されてます。「みつばち ぴい」と「むすめよ…」が好き。ぴいかわいいよぴい。ぐうぴい、ぐうぴい。後者は娘さんの成長を述懐しつつ、子どもたちに優しく語りかけてくる随筆です。「さようなら、バイバイよ。」の結びになぜかじんとくる。北先生自身はけして温厚というわけではなかったようですけれども。

全編を彩る和田誠さんの挿絵もかわいらしく、和みます。何十年経っても色褪せない面白さ、ぜひ!
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